今回の出撃者は、『yymaverick』さん、『オオクワアトム』さん、そして私の３名。
１２月、１月とボーズに終わり、今回こそはと心に秘めた熱い思いがそれぞれの胸に・・・・・・。
今回は、アトムさんの車で高速へ。
３連休の初日。「渋滞」を覚悟していたが大した渋滞もなく順調に進む。
何時もは、「釈迦堂ＰＡ」で朝食の蕎麦を食べるが、最近結果が芳しくなく気分を変えて「境川ＰＡ」で蕎麦を食べる。
これが良かったのか、素晴らしいサプライズが待っていた。
アルプスの山々には、まだ積雪が見られる。
今日の山梨は最低気温が−１℃。春の訪れはもう少し先のようだ。
何時ものコンビニで昼食のおにぎり＆シャキシャキレタスサンド、飲み物を入手。
私 ：「さて、どこから行きましょうかね。」
Ｙさん：「前回の最終ポイント近辺から行こうか。」
前回の最終ポイント近辺を車で流しながらポイントを探す。
Ｙさんが予想した場所に良いポイントを発見。
Ｙさん：「やはり良い感じだね。」
Ａさん：「どこから入りましょうか。」
Ｙさん：「こっちの方が材がありそうだね。」
台場クヌギ群がある素晴らしいロケーション。
各々、材を探して探索開始。
Ａさん：「この切り株良い感じだね。」
ガンガン叩き始める。
直ぐに食痕、そして幼虫が現れた。コクワチック！
Ｙさん：「この古い感じの倒木が良いんだよね。」
こんな感じの古い倒木叩き始めると古い食痕が現れる。
追いかけていくとだんだん太い食痕に。
そして、次に叩いた瞬間に・・・・・・。
サプライズは突然やってきた。
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Ｙさん：「アッ！出た！！成虫、成虫・・・・・！！！」
Ａさん：「エッ！確定幼虫？」
Ｙさん：「成虫！成虫！！」
Ａさん：「本当だ。凄い！」
２人でガッチリと握手。
２００９年に初めて成虫（♀３７．０）を出してから実に８年振りの成虫ＧＥＴ。
女神の微笑み。山の神に感謝。
時間はまだ１０時半。一発目の快挙。
採れた時はいつも最後の最後。気持ちに余裕が出る。
そして、更にサプライズは続く・・・・・・・・。
私 ：「そろそろ次のポイントへ移動しませんか。」
Ｙさん：「そうだね。あそこのポイントに行こうか。」
Ａさん：「あそこも良い材がありましたね。」
斜面を登り下ってまた登り次のポイントへ辿り着く。
手頃な材が点在する。
しかし、何も入っていない＆時期の早い硬い材が続く。
更に歩き続ける。
すると、１ｍ程の太さもそれほどない立ち枯れ材が目に留まる。
上部の一部が枯れている程度の材。
産卵するとすればこの部分しかない。
上部から叩き始めると食痕が・・・・・・。
割り進めると段々と太くなり親指以上の太さになる。
これは来た！本命幼虫確定！！
バクバクする心臓を鎮めるようにデジカメで写真を撮る。
そして、斧を振り下ろす。
想像を絶する光景が目の前に・・・・・・。
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頭幅のある特大３令♂幼虫の無残な姿が目に飛び込んできた。
こんなサプライズは要らない。
気持ちを切り替えるために近くにいるＡさんに電話する。
私 ：「出たよ！確定幼虫！！でも★だった」
Ａさん：「本当に。直ぐに行くよ。」
私 ：「出たけど、良く見てよ。」
Ａさん：「アッ！何で？凄く大きいじゃないですか。」
ショッキングな状況に気を取り直して更に割り進める。
特大♂幼虫のすぐ横に違う食痕が現れた。
慎重に食痕を追う。太くなり本命幼虫確定！
今度こそはと祈りながら斧を振り下ろす。
ポカッと穴が開いた。
サプライズがやってきた。どっちだ・・・・・・・。
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私 ：「やった！今度は大丈夫！！」
Ａさん：「やったね。やはりオオの頭はデカい。」
Ｙさんに電話する。直ぐに駆け付けた。
Ｙさん：「やったね。良かったね。」
Ａさんに代わって叩き続ける。
しかし、それ以上の食痕は現れなかった。
時計は１３時半を指していた。
まだまだ時間はたっぷりとある。
更なるサプライズを期待して歩き続け、叩き続ける。
しかし、女神が微笑むことはなかった。
花粉症の症状に耐えながら戦い続けた体を温泉に浸かり癒す。
今日の成果を称え合いながら今夏の東北遠征や来シーズンの材割採集に気持ちを馳せる。
山の神に感謝し、安全運転に感謝し、気遣いに感謝し遠征を終わる。
＜本日の成果＞
成虫：♀３８．１ｍｍ
３令♀幼虫：体重７．８ｇ、頭幅９．７ｍｍ
17.05.15 蛹化 17.06.09 羽化 ♀４４．０ｍｍ